ミサの構造 感謝の祭儀(エウカリスチア)と呼ばれる。
ミサには二つの食卓がある。ことばの食卓(聖書)とパンとぶどう酒の食卓(聖体)である。
■ 開祭
入祭(introitus)
あいさつ(祭壇に表敬し、司式者が挨拶する)
回心のいのり
あわれみの讃歌(kyrie)…連願に由来するもので、回心の祈りの大事な部分。
栄光の讃歌(gloria)…讃歌であるため四旬節・待降節には省く。
集会祈願…司祭が唱え、「アーメン」(その通りです。そうなりますように。)によって全会衆の祈りとなる。
「アーメン」という一言はミサの間とくに重要である。
■ことばの典礼(ことばの食卓=聖書)
第一朗読(聖書=神のことば)
答唱詩編(第一朗読に関連した詩編。聖書のことばで神のことばに答える。)
第二朗読
アレルヤ唱(福音を迎える歌。四旬節は詠唱。)
福音(ことばの典礼でもっとも大切な部分)
説教
信仰宣言(credo)
共同祈願
■感謝の典礼(パンとぶどう酒の食卓=聖体)
- 供え物の準備(奉納)…第一の意味での供え物はパンとぶどう酒である。
奉納祈願
- 感謝の祈り(奉献文)…感謝と聖別
叙唱(救いの歴史全体を思い起こし、感謝をささげる)
感謝の讃歌(sanctus)
聖変化…注意を引くために鈴を鳴らす習慣があった。
- 交わりの儀
主の祈り(Pater noster)
平和のあいさつ
平和の讃歌(agnus Dei)
聖体拝領(communion)…神さまとの一致を通して、互いも一致する。
拝領祈願
■ 閉祭
派遣の祝福…“Ite, missa est.”(行け、終わった)ということばから「ミサ」という語が生まれた。