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【フランスの巡礼地D】

ヌヴェール愛徳修道会サン・ジルダール修道院  Saint-Gildard

34 Rue Saint-Gildard, 58000 NEVERS, France

Tél.: 03-86-71-99-50  Fax: 03-86-71-99-51

■小史

修道院の名は、8世紀のヌヴェールの有名な司祭で、かつてこの場所にあった修道院に埋葬されたサン・ジルダールに由来します。

1850年、当時の司教がヌヴェール愛徳修道会のシスターのために「使命を果たすために十分な大きさの家」を建てる決定をしたとき、ぶどう園に覆われたこの丘は旧修道院の痕跡をわずかに残すのみでした。

ヌヴェール愛徳修道会は1680年、ヌヴェールのサン・ソルジュで創立されました。創立者はベネディクト会士のJ・B・デラヴェイヌ(Jean-Baptiste Delaveyne)で、目的はこの地方の小さくされた人々を助けること、「愛徳に専念し、不幸な人々の関心事のみに心を配る」ためでした。

今日、ヌヴェール愛徳修道会は欧州をはじめ南アメリカ、アジア、アフリカの国々に根を下ろしています。そこは貧しさと人間疎外の目立つ地であり、会員たちの大原則すなわち「愛徳」を生きるように招かれた地なのです。

修道生活への望みを胸に、ベルナデッタ・スビルーはこの修道会への入会を願い出ました。ルルドの貧しくて疎外されたあの少女、マッサビエル洞窟で聖母マリアの18回のご出現を受けた小さな女の子は彼女でした。「愛徳修道会の召命は貴いものです。貧しい人を労わる機会を与えてくれるからです。」とベルナデッタはしばしば言っています。

ベルナデッタがサン・ジルダールに着いたのは1866年7月7日、その後1879年4月16日に永眠するまでここで修道生活を送りました。この13年の謙遜で隠れた日々に、ベルナデッタは小さくされた人々、貧しい人々との深い連帯のうちに生きました。彼女自身も小さくて貧しい者でありましたし、そのような人々をベルナデッタは愛していたからです。

ルルドのメッセージを受けた少女、ベルナデッタは、こうしてヌヴェールで神の愛の証人となるのです。「私は一瞬たりとも愛さずに生きることは出来ません」。

現在、巡礼者にとってサン・ジルダール修道院は親しみのある「ベルナデッタの家」となりました。

(修道院案内抄訳)

■アクセス

国鉄Paris-Marseille線(Clermont-Ferrand経由)またはNantes-Lyon線(Saincaise経由)でNevers下車。

■開館時間

4月〜10月:7時〜12時30分、13時30分〜19時30分

11月〜3月:7時30分〜12時、14時〜19時

■ミサ聖祭

週日:8時、11時30分

主日:10時

■施設

グループ、個人または家族での黙想・セッション・セミナーなど申し込み可。会議室・図書室・宿泊室・食堂・ベルナデッタ関連の資料室・売店など。

 

 

 

 

 

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