キリストの聖体

ルカによる福音 9・11b〜17
2007年6月10日


お別れ会

こんにちは。皆さん、お元気でしたか?
私は去年、9月からパリ5区にあるSaint Medard 教会で過ごしています。今度の夏休みは韓国で過ごし、おそらく、9月頃またフランスに戻ってくると思います。
今日、またこのように皆さんと、一緒にミサを捧げることができて本当にうれしく思います。また、日本の神父様と一緒にミサを捧げることができますことを神様に感謝いたします。
今日は「キリストの聖体の祝日」です。イエス様の人生を一言で言うと、それは「尽くす生活」ではないでしょうか。一生を神さまのために尽くし、人間のために尽くした生活でした。
最後には私たちが、永遠のいのちを得られるようにご自分の体と血を私たちにくださいました。イエスさまの、体をいただいている私たちの人生もまた神様と隣人に尽くす生活でなければならないでしょう。

私たちは神様の望まれる日本人共同体をみんなで、育てています。
神さまが私たちの共同体の中で、実現しようとしておられる御旨についても私たちはよく知っています。お互いがお互いのために、犠牲と献身を惜しまない生活こそが初代の共同体のメンバー力を尽くして、努力した姿でした。
この間に私たちの祈りと犠牲を見られた神さまは、私たちに、思いがけないお恵みをくださいました。それは、日本人司祭の派遣です。神父様は、神学の勉強のためにこちらにいらっしゃいましたが、私たちの共同体のために大きな力となってくださる事を信じています。神さまとMarie-Francois神父様に心から感謝したいと思います。

フランスにたった一人しかいらしゃらない日本人司祭ですから、皆さんの大きな心遣いと愛がとても大切になります。神父様は神学の勉強をされるためにまず言葉の勉強をされるでしょうが、続いて神学の勉強を始められます。
フランスにいらっしゃる間、信者の皆さんの祈りと、愛が神父様にとって、大きな力となります。そして、また、神父様も信者の皆さんにとってよき牧者となってくださるだろうと思います。キリストの聖体の祝日にあり、これからもずっと私たちが、互いに分かち合って、仕え合って、交わり合って、生活していくことを誓いましょう。
そうすれば神さまは私たちの共同体にもっと大きな恵みを注いでくださることでしょう。

アーメン

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