今月のお知らせ

12月 / Décembre (2024)




典礼聖歌を歌う会にご参加ください!
Je vous invite à participer à l’activité « Chantons les chants liturgiques ! »


「歌うことは二倍祈ることです。」(聖アウグスティヌス)
岡田あけみさん(声楽家)の指導、塩野谷春さんの伴奏で典礼音楽を学びましょう。
皆様、楽しく一緒に歌いませんか?
受講料無料です。 (S.Y.)

« Chanter, c’est prier deux fois » (St Augustin) »
Apprenons à chanter sous la direction de Mme Akemi Okada (Soprano) et avec accompagnement à l’orgue par Mlle Haru Shionoya.

Chantons ensemble dans la joie !
La participation est gratuite. (S.Y.)


ルルド巡礼旅行 Pèlerinage à Lourdes

同行司祭:レミ・デルプラ神父
予算:交通費(TGV)、宿泊費込みで約400€~500€。
ヨーロッパ、アジア、日本等からの参加も歓迎します。
日程:2025年5月1日(木)~4日(日)(三泊四日)

連絡先:湯沢慎太郎shintaroyuzawa@gmail.com
     Tél. 06 14 52 06 24

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Pèlerinage à Lourdes


Prêtre accompagnateur : Père Rémi Delprat.
Budget : environ 400 à 500 euros par personne
(TGV et hôtel pension complète ).
Date : Jeudi 1er ~ dimanche 4 mai 2025.
Les participants depuis les pays européens, l’Asie et le Japon sont bienvenus.

Contactez Shintaro YUZAWA.
shintaroyuzawa@gmail.com
Tél. 06 14 52 06 24






同ユダヤ芸術歴史博物館見学 Visite du Musée d'art et d'histoire du judaïsme

マレー地区のユダヤ人街を訪れ、ユダヤ博物館を見学します。キリスト教の根であるユダヤ教とユダヤ人の文化を知ることは、キリスト教を知るうえで不可欠です。11月10日(日)午後2時半にメトロSaint Paul駅(階段を上がってキオスクのあるあたり)で待ち合わせます。

湯沢慎太郎
shintaroyuzawa@gmail.com
Tél. 06 14 52 06 24


Je vous propose une promenade au quartier juif dans le Marais, et une visite du Musée d’Art et d’Histoire du Judaïsme. Pour connaître le christianisme, il est important de connaître son enracinement dans la religion et la culture juives. Rendez-vous le dimanche 10 novembre à 14h30 à la sortie du métro Saint-Paul, près du Kiosk.


Shintaro YUZAWA.
shintaroyuzawa@gmail.com
Tél. 06 14 52 06 24






夏祭りLa fête de l’été

6月23日日曜日にセンターの夏祭りが開催されました。 皆様のご協力のおかげで大盛況、昨年の夏祭り、クリスマスバザーの売り上げを大幅に超え、2273ユーロでした。

ご寄付いただいた方々、お料理を提供してくださった方々、準備、売り子、会計、会場設置、撤去、お掃除をしてくださった方々、ポスターを作製していただいた方、宣伝いただいた方々、本当にありがとうございました。

売り上げの5% をSOS Boîtes de lait に寄付いたします。


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Le dimanche 23 Juin a eu lieu la Fête de l’été du Centre .

Grace à la coopération de tous, nous avons fait une belle vente, surpassant amplement les résultats des deux dernières kermesses pour un total de 2273€. Ce joli résultat a pu être atteint grâce à tous, merci à ceux qui ont apporté des objets à vendre, cuisiné, participé lors des préparatifs, lors des ventes, fait les comptes, bougé les tables et étagères, fait le ménage, créé le poster, fait la publicité…

5% de la vente sera donc envoyé comme don à SOS Boîtes de lait.



センター維持費をありがとうございましたMerci du denier de l’Église

寛大なるご寄付をありがとうございました。私たちが福音宣教の活動を続けられるのは、ひとえに皆様のお陰です。これからも宜しくお願い申し上げます。
☆ 小切手の支払い先は « Centre Catholique Japonais de Paris - ADP »です。
寄付額の66パーセントが所得税から控除されます。教区から免税証明書が郵送されます。
( ADP = Association Diocésaine de Paris パリ教区法人)☆

Grand merci pour votre générosité ! C’est uniquement grâce à vous que nous pouvons continuer notre mission d’évangélisation. Nous vous en remercions.

☆ Le denier de l’Église est à adresser au Centre, 4 Boulevard Edgar Quinet 75014 Paris. Merci de libeller votre chèque à l’ordre de « Centre Catholique Japonais de Paris –ADP ». Vous pouvez déduire de votre impôt sur le revenu 66% de votre contribution au Denier. Vous recevrez un reçu fiscal.
( ADP = Association Diocésaine de Paris )☆





ジェレミー・林恭章さん、洗礼おめでとうございます。
Félicitation pour le baptême de Jérémie Yasuaki HAYASHI !


5月19日の聖霊降臨祭にジェレミー・林恭章さんがレミ・デルプラ神父から洗礼、堅信、聖体の入信の秘跡を受けました。おめでとうございます。
Le 19 mai, à la Pentecôte, Jérémie Yasuaki HAYASHI a reçu les sacrements de l’initiation : Baptême, Confirmation et Eucharistie de la part du Père Rémi Delprat. Félicitation !

カテキズム・キリスト教入門講座について
A propos du catéchisme – Introduction au christianisme


2022年4月に脳腫瘍を宣告されて以来、私がひたすら願ったのは、残された人生をキリストの福音を告げることに捧げたい、特にキリストをまだ知らずに救いを求めている日本人に伝えたいということでした。この思いは今年一月に父を亡くしてから一層強くなりました。 そのために2022年7月から、新しい形のカテキズム・キリスト教入門講座をリモートと対面で始めました。先月には51回目の講義を行いました。
これは洗礼志願者の洗礼を準備する教えであると同時に、私の後継者を準備するための神学的・霊的考察でもあります。リモートでも行われるため、参加者は国際的になり、フランスの日本人だけではなく、日本から、そしてドイツやベルギー、フィリピンからも日本人が参加するようになりました。 志願者と新しい信者を同伴するために、私は切実に同伴者の協力を必要としています。そしてなによりも皆様の霊的および具体的な支援を必要としています。 どうか皆様がこの福音宣教のミッションを支援してくれますようにお願い申し上げます。 (湯沢慎太郎)

Lorsqu’en avril 2022 les médecins m’ont annoncé que j’avais une tumeur au cerveau, mon seul désir était de consacrer le reste de ma vie à transmettre l’Evangile du Christ, particulièrement aux Japonais qui ne connaissent pas encore le Christ mais qui sont à la recherche du salut. Ce désir s’est renforcé encore plus fort après le décès de mon père en janvier cette année. C’est pourquoi j’ai commencé en juillet 2022 une nouvelle série du catéchisme en présentiel et en distanciel. Le mois dernier j’ai réalisé mon 51ème cours catéchétique. C’est à la fois un enseignement pour préparer les catéchumènes au baptême, mais aussi une réflexion théologique et spirituelle en vue de préparer mes successeurs. Comme ces cours sont aussi en distanciel, mon audience s’est élargie et non seulement les Japonais de France mais aussi du Japon, de l’Allemagne, de la Belgique et des Philippines participent régulièrement.
Pour accompagner les catéchumènes et les néophytes, j’ai réellement besoin d’accompagnateurs et d’accompagnatrices, et surtout de vos soutiens spirituels et matériels. Je vous remercie de bien vouloir me soutenir dans cette mission d’évangélisation. (Shintaro YUZAWA)












死後の世界を見つめて
森 一弘(東京教区名誉司教)
聞き手 鈴木信一神父(聖パウロ会)

永遠の命が待っていると言われても…死への不安

鈴木:人間は、死にこだわる動物だと言えるのではないでしょうか。そんな人間の生きざまをどう思われますか?
森:私たち人間が「死にこだわる」のは、まずは死の先が見えない、死とともに自分の全てが無に帰してしまうという怖れがあるからではないでしょうか。
 もし人間の営みの全てが身体的な営みだとすれば、死ぬことは、自分の消滅ということになります。死ですべてが終わってしまうと捉えてしまえば、死を肯定的に受け入れていくことは、誰にとっても難しいことになりますね。  また私たちカトリック信者たちは、人間は霊魂と肉体からなっている、体は消滅しても、霊魂は不滅だから、死んでも霊的な世界が待っていて、そこにおられる神様によって永遠の命が与えられる、と教えられてきていますから、信仰の上では、死後の世界に対して希望を持つことはできます。  しかし、永遠の命があると言われて、頭で理解できても、永遠の命が何であるか、実感することも想像することもできませんから、私たち人間にとっては、死後の世界は、いつまでも未知のままです。ですから、たとえ信者であっても、死を前にして不安に覆われてしまうのは、当然だと思います。


死には、また別れの悲しみも辛さも伴う

森:その上、死には、親しい人たちとの絆を断ち切ってしまうという側面もあります。深く結ばれていればいるほど、逝く人にとっても遺される人にとっても、死による別れは、辛く、悲しいものになります。  その昔、まだ教会の主任司祭をやっていたころ、乳がんを患い、二人の子どもを遺してあの世に旅立たなければならなかった、まだ三十代後半のシングルマザーの臨終に立ち会ったことがありますが、その時ほどやるせない気持ちになったことはありません。  二人の子どもたちは、まだ小学生でした。子どもたちにとっても、お母さんとの別れは、辛く悲しいことだったに違いないでしょうが、それ以上に、二人の娘を遺してあの世に旅立たなければならない母親の気持ちは、本当に辛いものだったと思います。  娘たちに対する心残りや申し訳なさで思い悩む彼女にとって、「天国がある」とか「永遠の命がある」という教えは、慰めにもならなかったと思います。息を引き取る最後に彼女が口にした言葉は、二人の娘に向かっての「ごめんね、ごめんね」でした。  さらにまた、死には、不条理な冷たさがあります。やっと大学の入学試験に合格してこれからという時に自動車事故に遭ったり、やり遂げようとしていた仕事の途中で病に倒れたりして、何の心の準備もできないままに死の中にのみ込まれていく人たちもいます。そんな人々は、心の整理もできないままに人生を終えてしまうことになります。  人生の途上で突然襲ってくる死は、誰にとっても受け入れがたいものです。そんな死を迎えた人々のあとに遺された家族や友人たちに司祭として向き合う時は、慰めることばも見つかりません。その辛い気持ちに寄り添って、ただただ黙して祈ることしかできません。(…) 現代社会を生きる人々のためには、死がもたらす不安や悲しみをやわらげ、前向きに死を受け入れていく道を開いてくれる、「人間は心をもった存在だ」という人間理解があってもよいのではないか、と私は思っています。


「『心をもった人間』の一生の歩みの完成は、感謝とゆるしを願う心にある」という人間理解

鈴木:どういうことですか?
森:(…)私たちは、多くの人々の支えと助けによって、生かされてきています。両親、祖父母、兄弟姉妹、それにさまざまな人との出会いがあります。そうした人々との出会いがなければ、今の私はありえません。  その上、私たちは皆、未熟で欠点だらけで、自分勝手で、多くの人たちを悲しめたり傷つけたり苦しませたりしながら生きてきています。それにもかかわらず、それをゆるし、忍耐深く関わってくれた多くの人々の温かさ、優しさがあって、長い人生を歩んでこれたのです。 しかし私たちの大半は、忙しさに紛れたり目先のことに引き摺られたりして、これまで自分を支えてきてくれた人々に向かって、心から感謝したこともなく、頭を下げて「ごめんなさい」とゆるしを願ったこともないままに生きてきてしまっています。  (…)心から感謝と心からのごめんなさいが言えない限り、私たちの奥には、自分の力で自分を支えなければならない、という張り詰めた何かが残り、固い塊のようなものを抱えたまま人生を終えてしまうことになります。(…)


死後の世界は、私たちの幸せを願ってくれた人々との再会の場

鈴木:なるほど。でも、それが死とどのようにつながっていくのですか?
森:(…)死後の世界は、神様だけが私たちを待っているわけではないのです。私たちが幸せになることを願っていてくれた両親を先頭に、限りのない友人、恩人たちが待っていてくれるのです。天国はそうした人々との再会の場でもあるのです。またそこで私たちは心からの感謝とごめんなさいを伝え合うことができるようになるのです。  そう考えていくと、死後の世界は、安息どころか、お世話になった人々への御礼廻りで大変忙しくなると思います。  また神様を恐ろしい裁き手と思い込む必要もないように思えます。というのは、キリスト教的な視点から捉えれば、天国で私たちを待っているのは、私たちの幸せを願い、私たちに産まれてきて良かったと思ってもらいたいために、いたれりつくせりに手を尽くしてくださっている神様です。ですから、天国に行ったら、すぐに、神様に向かって心からの感謝と、神様に背くような生き方をしてきたことに対するゆるしを願って「ごめんなさい、ゆるしてください」と口に出してしまえば、神は放蕩息子のたとえ話の父親のように喜び、喜びの宴会を催してくれるに違いないのです。  また天国で、心の底から感謝し、ごめんなさいを言って廻ることによって、私たちの心の奥に潜んでいるわだかまり、傲慢さが消え溶けていくことになりますから、その時こそ、私たちにとっての真の天国が成就するのです。


私たちは、それぞれ「心をもったこの私」として生きている
鈴木:なるほど。
森:ただし、この説明を理解していくために前提になるのは、人間は霊魂と肉体によってなっているという人間理解ではなく、人間一人ひとりが「この私」として生きているという人間理解です。それはそれ程難しい人間理解ではありません。(…) 生まれたばかりの私が、母親の乳房を吸うのも、この私です。大きくなって、異性と出会い、恋をして相手と結ばれていくのもこの私ですし、就職し、仕事に打ち込むのも、この私です。また喜んだり、悲しんだり、笑ったり涙を流したり、愛したり憎んだりするのも、この私です。「この私」が、生涯の歩みのすべてに一貫性を与えているのです。 (…)「この私」が、身体を媒介としてこの世界とつながり、身体を媒介として自分を育て、社会の中で役割を果たし、周りの人との愛の交わりを育んでいるのです。身体の営みが衰えた時、死を迎えるということになりますが、その時、「この私」そのものが、神様と直接まみえることになるのです。(…)
鈴木:「死」をどう受け止めるかは、「この私」をどう理解するか、と切り離せないことがよく分かりました。「この私」が単に「身体」だけなのか、それとも「心」を持った「この私」なのか、改めて考える機会となりました。色々な気付きをいただけたことを感謝します。本日はどうもありがとうございました。

   (サンパウロ出版、「家庭の友」2021年11月号より抜粋)


チャリティーコンサートのご報告 Rapport du Concert de charité annuel
2024年3月9日にパリ日本人カトリックセンターの主催した能登半島地震被災者支援チャリティーコンサートについてご報告いたします。
パリ外国宣教会の聖堂は満席で音楽家たちの演奏も素晴らしく、大成功でした。 音楽家の方々を始めご協力くださった皆様のおかげで1321€の募金がありました。
カリタスジャパンを通じて、能登半島地震被災者支援に送ります。 あらためて皆様の寛大なるご協力に感謝申し上げます。
 パリ日本人カトリックセンター責任者 湯沢慎太郎

Je vous rends compte du Concert de charité au profit des sinistrés du séisme de Noto organisé par le Centre Catholique Japonais de Paris le 9 mars 2024. La Chapelle des Missions Étrangères était complète, et les musiciens ont joué magnifiquement : Ce fut un grand succès.
Je remercie les musiciens et tous ceux qui ont collaboré : Grâce à vous, il y a eu 1321 euros de dons.
Ils seront envoyés pour venir en aide aux sinistrés par l'intermédiaire de Caritas Japan.
Je renouvelle mes remerciements à vos généreuses collaborations.
 Shintaro YUZAWA, le responsable du Centre Catholique Japonais



四旬節の上映会(1) Projection de film (1)

「Ordet」(邦題「奇跡」) 3 月10 日(日)14時 ~16時半
デンマークの映画監督、カール・ドライヤーの作品です(1955 年、125分、白黒。デンマーク語版、日本語字幕)1930 年頃のデンマークの小さな村が舞台です。豊かな農家のモルテンと貧しい仕立屋のペーター牧師は信仰上の相違で対立しています。ところがモルテンの若い三男はペーターの娘と恋仲になってしまいます。共同体の分裂と和解、死と復活をテーマとして、奇 跡とは何か、復活とは何かを考えさせる映画です。入場無料。

Projection d'un film de Carl Th. Dreyer, "Ordet (la Parole)" (1955,version danoise, sous-titre japonais) et le partage, le dimanche 10 Mars de 14h à 16h30.
Le thème du film est le passage de la division à la réconciliation d'une communauté, mis en parallèle avec le passage de la mort à la résurrection.
Entrée gratuite.


四旬節の上映会(2) Projection de film (2)

「マタイによる福音書」 (邦題「奇跡の丘」)3 月24 日(日) 午後2時から4時半
パゾリーニの「Vangelo secondo Matteo (マタイによる福音書)」(邦題「奇跡の丘」、イタリア、白黒、2時間 17 分、1964 年、伊語版日本語字幕)をセンターで上映します。
五つの大きな説教を中心に構成されたマタイ福音書の忠実な映画化です。受肉した御言葉であるイエスが深い人間性をもって描かれています。入場無料。

Projection du film « L’Evangile selon St Matthieu » Dimanche 24 Mars de 14h à 16h30.
Film de Pier Paolo Pasolini (Italie, Noir et Blanc, 137mn, 1964, version originale sous-titrée japonais) au Centre.
C’est une fidèle transcription de l’Évangile de Matthieu articulée autour des cinq grands discours, où Jésus, la Parole Incarnée, apparaît dans sa profonde humanité. Entrée gratuite.











クリスマスバザーのご報告 Rapport de la Braderie de Noël
12月10日に行われたクリスマスバザーはたくさんのお客様にお越しいただき、大盛況でした。お知り合いをお誘い、お越しいただいた方々、品物、お手料理をご寄付くださった方々、販売コーナーを担当くださった方々、準備、片付けに参加いただいた方々、心からお礼を申し上げます。 今年は1861€の売り上げが有りました。このお金はセンターの福音宣教のミッションのために使わせて頂きますが、このうち5%の93€はSOS Boîtes de Lait (アベ・ピエールによって創立された Emmaüs運動のグループの一つ)に寄付されます。

La vente de Noël a eu lieu le 10 Décembre. Nous avons eu beaucoup de monde, grâce à vous tous, c’était très réussi.
Je voudrais remercier du fond du cœur tous ceux et celles qui sont venus avec leurs amis, tous ceux et celles qui ont fait don des objets ou les plats cuisinés, tous ceux et celles qui ont tenu les stands, tous ceux et celle qui ont aidé à la préparation et au rangement. Cette année, le montant des ventes s’élève à 1861€. Cette somme sera utilisée pour la mission d’évangélisation du Centre Catholique Japonais. 5% du montant de vente de la brocante, soi 93€, seront envoyés comme don à SOS Boîtes de lait, un groupe du mouvement EMMAÜS, fondé par l’Abbé Pierre.





夏祭りのご報告 Compte rendu de la Fête de l’été
去る 6 月 18 日日曜日に夏祭りを開催しました。沢山の方にご寄付、準備、お料理、当日の手伝い、片付けをして頂き、誠にありがとうございました。またお知り合いを誘ってくださった皆さまにも感謝致します。売上高は1003€65 でした。夏祭りの売上金の 5%は S.O.S. Boîtes de lait を通してアフリカの孤児院などに食物や医療品を送るために寄付されます。 湯沢慎太郎

Grâce à votre collaboration, la fête de l’été a eu lieu le dimanche 18 juin. Je remercie les personnes qui ont fait des dons, qui ont cuisiné, qui ont participé aux préparatifs, qui ont tenu les stands, et qui ont rangé, trié après la fête. Merci aussi aux personnes qui ont relayé l’évènement et qui sont venues avec des amis ! La fête de l’été a permis de récolter 1003€65 de recette. 5% des recettes de la fête de l'été seront envoyés à l'association SOS Boites de lait. Nous vous remercions pour votre aide. (Shintaro YUZAWA)




訃報 Annonce du décès

去る6月20日(火)に木下パウラ久枝さんがお亡くなりになりました。91歳でした。木下久枝さんは長きにわたりパリ日本人カトリックセンターのために尽力され、沢山の友人と共に信仰を伝えてくださいました。またセンターにおける牧はる子さん主催の俳句の会「紫木蘭」に長年参加され、素直で美しい句を沢山おつくりになりました。今は先に亡くなられた最愛の息子さんと共に、神様のみもとで憩っておられることでしょう。皆様とともに心を一つにして祈りたいと思います。 尚、葬儀はPère Lachaise火葬場で6月28日(水)に行われました。
9月のミサの後、お別れ会をいたします。 湯沢慎太郎

Le mardi 20 juin 2023, Madame Paula Hisae KINOSHITA est décédée. Elle avait 91 ans. Madame Hisae Kinoshita a rendu service au Centre Catholique Japonais de Paris durant de longues années, et avec ses nombreux amis, a transmis la foi chrétienne. Et elle faisait de beaux haïku en participant au groupe de haïku du Centre (Shimokuren). Maintenant, elle se repose avec son fils bien-aimé qui est mort récemment, auprès de Dieu. J’aimerais prier avec vous en union de prière. les funérailles ont eu lieu le mercredi 28 juin au crématorium de Père Lachaise.
Nous organiserons une cérémonie d’adieux après la messe de septembre. Shintaro YUZAWA





入信の秘跡 Sacrements de l’initiation chrétienne
聖霊降臨の主日に三名の方が入信の秘跡(洗礼、堅信、聖体)を受けられ、おめでとうございます! 復活されたキリストの証し人として歩み続けますように!
Félicitations aux 3 personnes qui ont reçu les sacrements de l’initiation chrétienne à Dimanche de Pentecôte ! Qu’ils puissent cheminer en tant que témoins du Christ ressuscité !
(下の写真:洗礼を受けるK.Y.さん) Ci-dessous : M. K.Y. qui reçoit le baptême)

聖ヨハネ共同体日本語版ホームページ開設のお知らせ
この度、20世紀で最も重要なカトリック神学者の一人ハンス・ウルス・フォン・バルタザール(1905-1988)と彼の霊的協力者アドリエンヌ・フォン・シュパイア(1902-1967)の著作と生涯・活動を詳細に紹介する、聖ヨハネ共同体のホームページ日本語版(https://balthasarspeyr.org/jpn )が開設されました。日本語翻訳を担当したのは、センターの司牧委員でカトリック神学者の彦田理矢子さんです。フォン・バルタザールは、先日帰天した名誉教皇ベネディクト16世やその前の教皇ヨハネ・パウロ2世と親交が深く、彼らの神学にも大きな影響を与えた非常に重要な神学者です。フォン・シュパイアも、彼女の著作・功績を評価するためにヨハネ・パウロ2世が死後シンポジウムを開催したりするなど、20世紀のカトリック教会に影響を与えた重要な女性の一人です。このホームページで既に無料で読むことができる翻訳書が『三つの花冠―ロザリオの祈りによる世の救い―』と『主のはしため―マリアの観想―』の2冊あります。どちらも聖母マリアをテーマにしており、特に後者はフォン・シュパイアの代表作であり、彼女の著作の初邦訳となります。その他、フォン・バルタザールが自らの代表的三部作の概要を述べた最後の講演「わが思想の概覧」やフォン・シュパイアが復活について黙想した「私たちの中の復活」など、読み易いエッセイも5つ無料公開されています。是非祈りや黙想のお供にご覧ください。(S.Y.)





センター聖歌隊メンバー募集!Rejoignez le Choeur du Centre !

聖歌隊で歌を歌いませんか?プロの音楽家の指導により、日本とフランスの聖歌を歌いましょう!月に二回、練習会があります。 どなたでも自由に参加できます。
Chantons les chants sacrés ensemble ! Les musiciennes professionnelles vous enseignent à chanter les chants sacrés en japonais et en français. Réunissons-nous pour chanter deux fois par mois. La participation est libre et ouverte à tous.
























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12月4日(日)待降節の黙想会 Le dimanche 4 décembre : Journée de récollection d'Avent

プログラム  10時半~11時半 日本語ミサ レミ・デルプラ神父司式
       11時半〜12時15分 ゆるしの秘跡
       12時15分~13時 導入『遠藤周作の「沈黙」から、日本人
にとってのキリスト教とは何かを考える』 湯沢慎太郎
       13時~13時30分 昼食(黙食) 弁当持参のこと
       13時30分~14時15分  黙想 
       14時15分~17時  映画 「沈黙」上映会
       17時~17時45分 分かち合いと祈り
       17時45分~18時15分 お茶

10h30 - 11h30 : La messe en japonais célébrée par le Père Rémi Delprat.
11h30-12h15 : Le sacrement de la réconciliation
12h15 - 13h : Introduction : « Réflexion sur le christianisme pour les Japonais à partir du « Silence » de Shusaku Endo » par Shintaro Yuzawa.
13h - 13h30 : Déjeuner en silence. Chacun apporte son pique-nique.
13h30-14h15 : Méditation
14h15-17h : Projection du film "Silence"
17h-17h45 : Partage et prière.
17h45-18h15 : Thé

美食の都、パリ:はる子さんから美味しいお便り!
「洋菓子のヒロタ」(シュークリームのヒロタ)の創業者の次女に生まれ、聖心女子大学を卒業。
“父の夢”を叶えるため、フランス・パリで和・洋菓子を開店するため渡仏。
1973年にパリで初めての和・洋菓子「フランス・ヒロタ」をオープン。
1986年には関西の家庭的なお惣菜がメインの「おかめ」を開店。
食い倒れの町・大阪で生まれ育ったはる子さん。
世界一の美食の都、パリで、今や流行の和菓子と和食の先駆者として活躍。
様々な局面を乗り越え、フランス人に揉まれながら、愛されながら、気がつけばパリでの生活50年!
読者へのメッセージ:
「この本を読んで、時には笑い、時には阿保らしいと思い、ある時はポロリと涙して、時には、フムフムと感じてほしい。
人生の面白み、楽しみ、苦しみ,悲しみは人により異なるが、何かを感じてうなずいてもらえると嬉しいです。
昭和生まれの人達には共感を、若い世代には好奇心と人生は何歳になっても挑戦できると言う希望を持って欲しいです。」

会計報告 Compte rendu financier
諸般の事情により、2021年度の会計報告は2023年の2月号に詳細を載せます。2021年度決算は次の通りです。
Pour diverses raisons, le compte rendu financier détaillé de l’année 2021 sera publié dans le Tomoni de février 2023. Voici le bilan de l’année 2021 :

 



ごらんのように5000€以上の赤字となっております。
これはコロナの影響により、様々な活動がなくなっているからです。2021年度はコロナ禍で中止となっていた夏祭りとクリスマスバザーを再開し、バザーによる収入はあったのですが、活動が少なくなっているために、寄付、特に維持費が少なくなっています。 13517€の支出は主に、
家賃とコピー機のリース料です。
「ともに」を主にメールにより配信するようになったため、コピー機のリースは2022年6月に終わらせました。これにより、支出が抑えられることが期待されます。
2022年度の会計は12月31日に閉じられますが、今のところ、約4900€の赤字が見込まれています。コピー機のリースの終了など、節約もしていますが、今年度は日本語ミサの回数も増え、それは大変日本人共同体としては喜ばしいことですが、同時に司祭の旅費などの費用も考慮しなくてはなりません。
皆様のご奉仕により、センターはコロナ禍という大きな危機を乗り越え、活動も少しずつ再開し、人も戻りつつあり、特に来年は3名の洗礼志願者の洗礼が予定されています。
センターはしっかりとミッションを果たしているのです。
センターがミッションを果たしていくために、どうかクリスマスバザーへの協力、そしてセンター維持費のご協力をお願い申し上げます。

湯沢慎太郎

Comme vous pouvez constater, nous avons plus de 5000 € de déficit.
La raison de ce déficit est la baisse des activités du Centre à cause de COVID-19. En 2021, nous avons repris la Fête de l’été et la brocante de Noël qui étaient annulées à cause de COVID-19. Mais à cause de la baisse des activités, les dons et surtout les deniers de l’Eglise sont en baisse. La dépense de 13517€ provient principalement des loyers et la location de photocopieur.
Comme nous envoyons maintenant le « Tomoni » par e-mail, nous avons mis fin à la location du photocopieur en juin 2022. On espère ainsi réduire les dépenses. La clôture du compte 2022 sera fait le 31 décembre 2022. Actuellement, le déficit est environ 4900€.
Nous faisons des économies en mettant fin à la location du photocopieur, mais depuis cette année, le nombre des messes en japonais a considérablement augmenté, et c’est une bonne nouvelle pour la communauté japonaise, mais il faut tenir compte des frais de voyages des prêtres. Grâce à vos dévouements, le Centre est en train de surmonter l’épreuve de COVID-19, et les activités reprennent, et les gens sont en train de revenir au Centre. Particulièrement, nous prévoyons que 3 catéchumènes seront baptisés l’année prochaine : Le Centre a assuré fermement sa mission. Pour que le Centre puisse continuer à assumer sa mission, je vous demande de bien vouloir collaborer à la brocante de Noël, et de participer au denier de l’Eglise.
Shintaro YUZAWA











訃報 Annonces de décès

進 克磨(しん かつま)様(洗礼名はパウロ)が9月30日にすい臓がんで亡くなりました。進克磨様とご家族はパリに80年代後半から90年代前半に滞在され、奥様と共に日本人カトリックセンターの運営に協力されました。帰国されてからもセンターの元メンバーとして、いつでもセンターのことを気遣って支えてくださいました。ここに深く感謝するとともに、神のもとで永遠に憩われることをお祈りいたします。(湯沢慎太郎)


Monsieur Paul Katsuma SHIN est décédé le 30 septembre dernier à cause d'un cancer de pancréas. M. Katsuma Shin et sa famille ont séjourné entre fin des années 80 et début des années 90 à Paris, et avec son épouse, il a collaboré activement pour la gestion du Centre Catholique Japonais de Paris. Même après son retour au Japon, il avait de la prévenance pour le Centre et apportait son soutien au sein du groupe des anciens membres du Centre. Je le remercie profondément. Prions pour son repos éternel auprès de Dieu. (Shintaro Yuzawa)


典礼委員会とカテキュメナ委員会の設立
Un comité de liturgie et un comité de catéchuménat
新しいミサ式次第の実施に合わせて典礼委員会と、カテキズム/キリスト教入門講座の運営のためのカテキュメナ委員会が新しく設立されました。二つの委員会の最初のミーティングは10月中に行います。
Un comité de liturgie et un comité de catéchuménat ont été créés pour la mise en œuvre le changement du texte de la messe et pour l'administration du cours de catéchisme/d'introduction au christianisme. Les premières réunions des deux comités auront lieu au cours du mois d'octobre.

センター責任者・副責任者への委任状発行
Lettres de mission pour le responsable et le responsable délégué du Centre

日本人カトリックセンターの責任者はパリ大司教から委任状を受けており、任期は3年です。
湯沢慎太郎に2025年8月31日までのセンター責任者としての委任状が既に出されました。また、8月には徳重亜美にもセンターの副責任者としての委任状が司教から出されました。
Le responsable du Centre Catholique des Japonais de Paris est nommé par l’Archevêque de Paris. La durée de la mission est de trois ans. La lettre de mission a déjà été délivrée à M. Shintaro Yuzawa qui est en charge du Centre jusqu'au 31 août 2025. En Août une lettre de mission a également été délivrée par l'évêque à Mme Ami Tokushige en tant que responsable déléguée du Centre.


カテキズム・キリスト教入門講座への参加の感想
Petits mots sur ma participation au catéchisme

こんにちは。今年の7月の第一回目から湯沢慎太郎氏のカテキズムに参加している、跡部里香と申します。開催される土曜日はなかなか出席できませんが、Youtubeでの録画再生のおかげで日々の通勤の合間に拝聴できています。そしてそれは私の楽しみでもあります。内容として
「聖書の勉強」と書くと退屈そうな響きになりますが、実際には「そうだったの ?!」という驚きが沢山詰まっていて、目から鱗が流れ落ちること間違いありません。参加者の方々の様々なご質問やそれに対する慎太郎氏のクリアな回答も大変参考になります。これからも多くの方と一緒に学び合い、聖書や人生への理解を高めたいと思っていますので、皆様のご参加をお待ちしております。



Bonjour. Je m'appelle Rika Atobe. Je participe aux cours de catéchisme « introduction au christianisme » pendant mes trajets quotidiens vers mon travail depuis le début de cette année, grâce à leur enregistrement sur Youtube. C’est devenu un plaisir pour moi. L’idée d’ »étudier la Bible » peut paraître ennuyeuse, mais ce n’est pas le cas, il y a beaucoup de surprises. Les questions diverses des participants et les réponses claires de M. Shintaro Yuzawa sont également très inspirantes et éclairantes. C’est pour cela j’attends nombreux participants qui apprennent avec moi (Les cours sont uniquement en japonais mais tout le monde est bienvenu.)

訃報 Annonces de décès

去る7月14日、センターの司牧委員を務めるなど、センターの活動に多く貢献してくださった
ドベルク美那子さんがご帰天されました。
心からの哀悼を捧げ、美那子さんのご冥福をお祈り致します。

Le 14 juillet, Mme. Minako DEBERGH, est retournée au ciel. Elle a été membre du Conseil pastoral pendant un certain temps, et elle a contribué aux activités du Centre de nombreuses manières.
Nous présentons nos sincères condoléances à sa famille en ce moment douloureux , et prions pour le repos éternel de son âme.


オルガニスト阿部翠さんのお母様、モニカ阿部洋子さんが去る8月にご帰天されました。心からの哀悼を捧げ、洋子さんのご冥福をお祈り致します。 10月2日のミサで意向を唱えます。
 Madame Yoko Monika Abe, mère de l'organiste Mme Midori Abe, est décédée en août dernier. Nous présentons nos sincères condoléances et prions pour le repos éternel de son âme. Nous dirons son intention à la messe du 2 octobre.






ドベルク美那子さんへの追悼文(美那子さんの妹様河元由美子さん)
Éloge funèbre de Mme Minako DEBERGH par sa sœur Mme Yumiko Kawamoto

たった一人の姉美那子永眠の知らせを7月14日、パリ祭の日に受け取りました。深い悲しみを感じています。ここにお集まりいただい多くの方々へ故人の妹として生前のご厚情を心から感謝を申し上げます。
私たちは年が近いせいで上の10才離れた姉たちよりも近しい関係で育ちました。美那子は上の姉たちと同じ大連市(中国東北部)に1932年1月10日、父木村義光・母艶子の3女として生まれ、私一人は東京(今の文京区駒込)で生まれました。私にとって美那子は常に先を行く尊敬すべき存在であったったものの、成人してからはどこか頼りなく、私が守らなければいけないと感じるようになりました。顔も姿形もそっくりだったので一目で姉妹と分かりました。ふたりともB型ですが性格はかなり違っていたようです。即断直決型の私に比べ、姉はおっとりしていましたが、こと学問に関する限り、その粘り強さと緻密な研究態度にはとてもかないませんでした。手元にある論文集の抜き刷りを見ても分かります。日本では日蘭学会に所属し研究発表や寄稿も行っていました。姉の勧めで私は英学史学会に入り同じように発表寄稿をしています。  
90年の生涯の3分の2を愛するパリで過ごせたのは本人も満足していたでしょう。私たちはピンポン玉のように常に手紙をやり取りしていましたが、最近は電話が多くなりました。東京時間午後10時過ぎの電話は「あ、パリから」と音を聞いただけで分かりました。 日常生活報告の後、東京のコロナ感染者増加を常に心配していました。最後の手紙は亡くなる1週間前に書かれたものですが、39キロの体重を何とか増やそうと日本レストランで好きな和食を食べ残りは持ち帰って夜食にするとありました。毎日ヘルパーさんが来てくれるし行政のサービスも受けているので心配なく、とありました。そしてオードさんとは毎日電話で無事を報告するとありました。オード須貝様の長きにわたる友情とご芳情を心より感謝申し上げます。
姉は物持ちがよく数十年前に私が上げた古い布のバッグをバスの中に置き忘れ、モンパルナスの駅に届け、中にあった小切手帳の支払いを止めてもらったと最後の手紙にありました。92段の階段の登り降りはさぞ大変だったでしょう。5階の窓から見える月は特別綺麗だと言っていました。近くの植物園の桜、マロニエの花咲くころ、ルクサンブールの公園で秋になると焼き栗を売るおばさんの出現、氷が張り始めた池など、姉の報告でパリの四季を感じていました。感じたままを俳句や和歌にまとめて送ってくれたものです。
パリのアパルトマンを訪れた時。家の中は足の踏み場もないほどの本が積み重なっており玄関から台所にたどり着くには爪先立って本をよけながら歩きました。ドゥエの別宅も本でいっぱい、学者だった姉の姿を象徴しています。  
姉美那子は東京の実践女子大国文科を卒業、一時銀行勤めをしましたが学問の世界に戻りたくて退職、以後日仏学院でフランス語を極め、パリ大学に入学しました。専門は始めの頃は美術史でしたがあとのことはよく知りませんが日仏交流史だったと思います。国文の知識は日仏交流史の面でも役立ったと思います。BNでは特別資料の日本の古い地図や書籍を出してもらい、姉に解説してもらいました。伊能忠敬の古地図をフランスの方田舎の屋根裏から発見したことや,日本の幅広い分野の資料をフランスに送ったP. J. ムリエ(P. J. Mourier)の研究では抜きんでいたと思います。手助けのため私も横浜の開港資料館にはよく通いました。後日ムリエ研究者はドベルグ美那子の研究論文を参考文献として使ってくれています。
姉はフランスへ、私はアメリカへ、二人の娘を理解をもって送り出した母は寂しかったと思いますがよく耐えてくれ、いつもエールを送ってくれました。姉も母の期待に応え最高学位を取得、CNRSの会員にもなることができ、母は大変誇りにしていました。姉が夫婦で、あるいは単独で帰国した時は港区白金台の実家に、それ以後は私の家、世田谷区船橋に滞在、いつも一緒に行動してました。姉はアナログ人間でPASMO(電車の自動支払カード)の使いかたもぎこちなく、総じてIT関係の操作は不得手でパソコンは触ったことがないようでした。パソコンが出来たら毎日でも話ができたのにと悔やまれます。一方姉は記憶力抜群で、私の質問には大抵答えてくれました。学問的なことはさりながら、日常的な気まぐれな質問、たとえば「麗しペルシャの姫君乗せて・・・姫のみ奢りて我らは飢ゆる」というステンカラージンの歌の時代背景を聞いたところ、たちどころに答えてくれたのには驚きました。ペルシャとロシアの歴史にも通じていたのですね。歴史は得意の分野でした。 姉はお金には恬淡としていました。生活も質素でいわゆるブランド物には全く興味を示しませんでした。日本人がグッチだディオールだと目の色を変えてお店に殺到するのを不思議がっていました。日本では飛行機にはめったに乗らず、新幹線で九州の親戚を訪ねるのが常でした。帰国前に割引のJRのレールパスを購入、移動はいつも陸路、列車の方が景色も見られるし駅弁も買えるからいいと言っていました。「汽車の旅 牡蠣の駅弁 思いつつ」は「紫木蘭会」の自選句にあります。
十数年前、イタリヤに研究旅行した時のこと、お金がなくてホテルには泊まらず、海岸で野宿したと楽しそうに話しました。それを聞いて母は大変悲しがりました。以来貧乏話はしませんでしたが、私はいくつかのエピソードを聞いてます。
フランスの個人主義、合理的な生活には順応していたようですが、日本的な気配りや気持ちの表しかたも愛していました。「ごめんください」「いらっしゃいませ」「お邪魔します」「お手数かけます」「お世話様」「恐れ入ります」などの表現は気に入っていたようです。二人で旅をした時、宿のおかみさんが見えなくなるまで丁寧にお辞儀をして見送ってくれた時も大変感動していました。何気なく使っていますが、そういわれて私も日本語の優しさに気づかされました。
残された航空便の封筒の束を見て、もう Fosse St, Jacques 宛てに手紙を書くことはないと思うととても切ない気がします。パリ国際空港に降り立つこともないでしょう。私は数年前に右大腿骨骨折をし、外出には杖が手放せませんし、年とともに体力も落ちています。野辺の送りにも参加できないのは大変残念だし、気が咎めますが、ここは諦めるしかありません。姉の御霊の平安を祈ります。
改めてこれまでお世話いただいた皆々様に厚く御礼申し上げます。そして姉には Adieu を。Adieu はもう会えない人にいう別れの言葉だと姉が教えてくれました。最後に皆様のご健康とお幸せをお祈りします。 
どうも有難うございました。     
2022年7月20日
河元 由美子     


6月11日レミ・デルプラさんの司祭叙階 Ordination presbytérale de M. Rémi DELPRAT le 11 juin

ラ・ロシェルのカテドラルは6月11日土曜日に、ベナンから来たオスカールさんとパリ外国宣教会において日本での経験を積んだレミさんの司祭叙階式のために、参列者たちを迎え入れていた。 人で埋め尽くされたカテドラルでは、大オルガンに伴われた行列が行われ、ベナンから来た先唱者とカテドラルの聖歌隊の混合合唱団がセレモニーを感動的なものにしていた。ベナンの音楽による諸聖人の連祷の後、私たちの若い助祭たちの責任者たちが、この二人の司祭職を引き受けるに値する資質があることを保証し、彼らの誓いを承認するのを聞いて、私たちは大きな感動に包まれた。
さらにオスカールさんが母国語でそこかしこにいる友人たちや家族に挨拶するのを聞き、またレミさんが完璧な日本語で日本の友人たちに挨拶するのを聞き、大きな感動の渦となった。
一人は神学を終えるためにトゥールーズに出発し、もう一人はラ・ロシェルのサン・ソバール小教区において助任司祭となる。
彼らの祝福によって私達はすっかり魅了され、刷新されて、パリへの帰途についた。
この叙階式のミサはYouTubeで再び体験することができます。 https://youtube.com/user/diocese17com

La cathédrale de La Rochelle accueillait ce samedi 11 juin les participants à l'ordination presbytérienne d'Oscar, venu du Bénin et de Rémi, riche d'une vie japonaise aux Missions Etrangères.
Etrangères. Dans une cathédrale comble où le grand orgue accompagnait la procession, un chœur mixte de chantres originaires du Bénin animait avec la chorale de la cathédrale une cérémonie émouvante.
Beaucoup d'émotion à entendre les responsables de nos jeunes diacres attester de leur qualité à endosser la prêtrise, à les écouter confirmer leurs vœux après une litanie des saints à la tonalité du Bénin.
Beaucoup d'émotion aussi à entendre Oscar saluer ses amis et sa famille, ici et ailleurs dans sa langue maternelle le Foul et Rémi s'adresser en un Japonais parfait à ses amis nippons.
L'un repart à Toulouse achever ses études canoniques, l'autre devient vicaire de la paroisse de St Sauveur au cœur de la Rochelle.
Leurs bénédictions nous ont renvoyés conquis et régénérés vers PARIS.
Vous pouvez revivre cette messe d’ordination sur YouTube : https://youtube.com/user/diocese17com


幼児洗礼のご報告 Baptême d'enfants dans notre communauté le 25 juin

去る6月25日土曜日、2歳と4歳のお子さんの洗礼式が、ノートルダムデシャン教会にて執り行われました。お二人が信仰の喜びの内に成長していけるよう、私たち共同体としても祈りつつ見守りましょう。
Le samedi 25 juin, la cérémonie de baptême de deux enfants de 2 ans et 4 ans a eu lieu à l'église Notre Dame des Champs. Prions et veillons sur eux afin qu'ils puissent grandir dans la joie de leur foi.










平山和子さんの受洗報告 Le baptême de Madame Wako HIRAYAMA


4月16日土曜日、ドミニク・ハルギンデギ神父司式により行われた復活徹夜祭の日本語ミサにて、平山和子さんに入信の秘跡(洗礼、堅信、聖体)が授けられました。皆さんの温かいご支援とご協力により、無事この日を迎えることができました。また、地下聖堂の使用を許可してくださったNotre-Dame des Champs 小教区に感謝します。和子さんが「新しい人」として信仰の道を私たちと共に歩んでいけるよう、皆様のお祈りを引き続きお願い致します。

Le samedi 16 avril, les sacrements de l'initiation (baptême, confirmation et Eucharistie) ont été administrés à Mme Wako Hirayama lors de la Vigile pascale célébrée par l’abbé Dominique Harguindeguy. Grâce au soutien chaleureux et à la coopération de tous, nous avons pu célébrer cette journée. Nous remercions également la paroisse de Notre-Dame des Champs de nous avoir permis d'utiliser leur crypte. Nous vous demandons de continuer à prier pour que Mme HIRAYAMA puisse marcher avec nous sur le chemin de la foi comme quelqu'un qui est « né de nouveau ».


司牧委員会の新メンバーおよび任期の更新

2022年4月24日(日)の円卓会において、塩野谷春さんが司牧委員会の新委員として承認されました。司牧委員の任期は2年です(再任可能)。また、須貝泰夫さん、浜田真悟さんと小華和文子さんは、委員の任期を満了し、再任しません。任期を終えられたこの3名の方々に、心より感謝申し上げます。
その他の委員は全員任期満了の上再任し、新しい司牧委員会の構成は次のようになります(敬称略):湯沢慎太郎(委員長)、須貝オード、山根英機、山根淳子、Citroën章子、Crouin 徳重亜美、湯沢佐智子、彦田理矢子、Trouche跡部里香、川岸紀恵、庄司由美、塩野谷春 

Nouveaux membres du Conseil pastoral et le renouvellement du mandant des membres précédents
La Table Ronde qui s’est tenue le dimanche 24 avril 2022 a confirmé la nomination d'un nouveau membre du Conseil pastoral : Mlle Haru Shionoya. La durée du mandat des conseillers est fixée à deux ans renouvelable. M. Yasuo Sugaï, M. Shingo Hamada et Mme Fumiko Kohanawa ont rempli leur mandat et ne renouvellent pas. Qu’ils soient sincèrement remerciés. Tous les autres membres ont rempli leur mandat et le renouvellent. Voici la composition du nouveau conseil pastoral : Shintaro Yuzawa (président du conseil), Aude Sugaï, Hidéki Yamane, Atsuko Yamane, Akiko Citroën, Ami Crouin Tokushige, Sachiko Yuzawa, Riyako Hikota, Rika Trouche Atobe, Kié Kawagishi, Yumi Shoji, Haru Shionoya.


センター責任者からの御礼と報告 Remerciement et rapport du responsable du Centre
キリストは復活されました!まことに復活されました! この度の私の急病では、皆様に大変ご心配をおかけしました。皆様のお祈りに感謝いたします。 友人たちに本当に命を助けられ、私と日本から駆け付けた妻、佐智子を様々な形で支えて下さり、誠にありがとうございました。 私の病気は重い病気ですが、治る希望も大きく、私も妻も希望に満ちて闘病生活に向かっています。 しかしこれから始まる薬物療法と放射線治療はそれなりに副作用もあり、少なくとも八か月続きますので、当分の間、センターでの私の仕事はカテキズム・入門者のための講座に限らせていただきます。 センターの運営の実務およびミサ典礼の職務の殆どは司牧委員会に任せます。 実際に聖週間および復活祭は司牧委員会を中心に、皆様の協力によって、ドミニク・ハルギンデギ神父の司式により素晴らしくやり遂げられ、平山Edith和子さんも無事に洗礼、堅信、初聖体の秘跡を受けられ、これほどの喜びはありませんでした。 私も佐智子も、気を抜くことなく、生き延びるための長期戦に向かって覚悟を決めておりますが、この数週間の経験によって、私は人生の見方が全く変わりました。 今までの人生を振り返り、皆様の祈りと、佐智子の愛のおかげで、神の言葉を伝える良い仕事ができ、私ほど幸せな者はいません。 皆様の祈り、佐智子の愛を通して、神の恵みによって与えられた第二の人生を、全く新しい形で神の言葉を伝えることに捧げたいと思います。 この聖なる復活節において、ウクライナにおける戦争のために苦しむ市民と兵士のために祈ります。 主であるキリストが、この世で苦しむ全ての人々に、彼の十字架と復活を通して救いの恵みを与えてくださいますように。 主イエス・キリストの名を通して、乞い願います。

2022年4月26日 湯沢慎太郎


Christ est ressuscité ! Il est vraiment ressuscité ! Je vous ai causé des grands soucis à cause de ma maladie soudaine. Je vous remercie de vos prières. Mes amis ont vraiment sauvé ma vie, et je remercie du fond du cœur toutes et tous qui ont soutenu moi et ma femme Sachiko qui est venue précipitamment du Japon. Ma maladie est grave, mais il y a un grand espoir de guérison. C’est pourquoi ma femme et moi sommes pleins d’espoir en faisant face à la longue lutte contre la maladie. Mais la chimiothérapie et la radiothérapie qui commencent bientôt ont des effets secondaires conséquents, et dureront au moins 8 mois. Donc pendant un certain temps, mon travail au Centre se limitera essentiellement au catéchisme, le cours introductif pour les catéchumènes. Les tâches de l’administration du Centre et la liturgie de la messe seront confiées au Conseil pastoral. Et effectivement, la Semaine Sainte et Pâques ont été merveilleusement célébrées par l’abbé Dominique Harguindeguy sous la responsabilité du Conseil pastoral, avec la collaboration de vous tous. Et quelle joie ce fut de voir Madame Wako Edith Hirayama recevoir les sacrements de baptême, de confirmation et d’eucharistie ! Ma femme et moi, sans nous relâcher, nous nous préparons à la longue lutte contre la maladie, mais ma vision de la vie a complétement changé par l’expérience de ces quelques semaines. Quand je revois ma vie jusqu’à présent, je me dis : Heureux que je suis ! J’ai pu accomplir le bon travail de transmettre la parole de Dieu, grâce à vos prières et à l’amour de Sachiko ! La seconde vie que j’ai reçue par vos prières et par l’amour de Sachiko, je veux la consacrer pour transmettre la parole de Dieu, d’une manière totalement nouvelle. En ce saint temps pascal, je prie pour les citoyens et les soldats qui souffrent à cause de la guerre en Ukraine. Que le Christ Seigneur donne la grâce du salut à travers sa Croix et sa Résurrection à toutes et à tous qui souffrent en ce monde. J’implore au nom du Christ Seigneur.

Le 26 avril 2022 Shintaro YUZAWA



ウクライナのための平和の祈り Prière de paix pour l'Ukraine 

3月25日、受胎告知の日に、教皇フランシスコによる共同回心式にて、ロシアとウクライナが聖母の汚れなき御心に奉献されました。今なお戦火の下にあるウクライナの平和のため祈り続けましょう。

Le 25 mars, Fête de l'Annonciation, la Russie et l'Ukraine ont été consacrées au Cœur Immaculé de la Vierge Marie lors d’une célébration pénitentielle à la Basilique Saint-Pierre de Rome par le pape François. Continuons à prier pour la paix en Ukraine, qui est toujours sous le feu de la guerre.










 

 

 


 

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